Ⅰ.Data
イラスト:カット
初版:2019年12月3日
ページ数:283
Ⅱ.Score
そもそも男子が少ない世界の物語という時点で、魔法使い系ではないもののファンタジー度「4」、①巻の最後の方のお嬢様との絡みの場面は少しキュンキュンするので、キュンキュン度「2」、総合「3」としておきます。
Ⅲ.Impression
正直言ってこのラノベ、題名見て思わず買ってしまいました。だって僕も魔性の男になってみたかったからです。僕にとって魔性の男というのは何人もの女の子を泣かせちゃう罪な奴というイメージで、昔から女の子に泣かされたことしかない僕にとっては、憧れ以外の何物でもないからです。そんな「魔性の男」になる手掛かりが得られるのではないかと期待して買った本ですが、物語のシチュエーションとしては女子の人数よりも男子の人数の方が圧倒的に少ない世界の物語で、何の努力もしなくても男子は女子にモテてしまううえに、主人公はとっても可愛い外見を持った男子ということで、僕とは真逆の環境にある主人公で、これっぽっちも参考になりませんでした。
しかも、どうやらweb小説が出発点でwebの物語をまとめたらしく、最初のうちストーリーに脈絡がありません。さらに、部分的に誤字脱字が多い!
なんてこき下ろし過ぎですが、物語の真ん中らへんに公園で歌を歌う少女が出てきます。僕、この少女のイラストに恋をしてしまいました。この少女のイラスト、東華院 詩乃ちゃんというこのラノベのヒロインなのです。 そして、この詩乃ちゃんが大金持ちのお嬢様なうえに、性格も抜群にいい。この詩乃ちゃんにまた会うためにも、次回作心待ちにしています。