いまむぅのラノベ大好き!

ラノベとは、ライトノベルの略。最近はアニメ化されるラノベも増えています。もちろんアニメ化されていないラノベでもおすすめのラノベは沢山あります。記事の中からお気に入りのラノベが見つかりますように。

【総合5】本能寺から始める信長との天下統一 2 (オーバーラップ文庫)

Ⅰ.Data

イラスト:茨乃

ページ数:281

Ⅱ.Score

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淀殿との婚姻が決まったなどという想像もつかない状況の物語なので、ファンタジー度「5」。浅井3姉妹に加えて下女の桜子、梅子、桃子3姉妹との恋の駆け引きも楽しめるのでキュンキュン度「4」。ラブコメのようにストーリーが大切なラノベではないのでストーリーは「3」ながら、間違いなく総合「5」で皆さんにお勧めできるラノベです。

Ⅲ.Impression

いやぁ、実はこのシリーズ第1巻の時から総合「5」付けたかったんですよねぇ。

imamu-u-lanove.hateblo.jp

 でも、第1巻読んでた当時は、まだ総合「5」付けた作品が無かったので躊躇して「4」にしただけです。

前回の「幼女先輩とゲームでおしごと」に初めて総合「5」をつけさせていただいたので、この作品にももちろん総合「5」をつけさせていただきました。

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 前作は、この作者先生どんだけ織田信長が好きなんだ、と思いましたが、今作では作者先生の茨城愛を強く感じました。だって、主人公が最初に信長から賜ったお城が近江大津城。なんで大津城にしたかと言うと茨城県にも大津町があるからだそうで、茨城県大津町は調べてみると、茨城県の外れも外れ、正直東京の人は滋賀県大津市は知ってても茨城県大津町なんて誰も知らないでしょう(失礼)。

でも大津城というのがまた、安土城からのロケーションは絶妙にいい。これは作者先生の潤沢な知識がないと思いつかない設定です。

しかも強風のため築城中の大津城視察から安土に戻れなくなったとき、温泉に逗留する場面が出てきますが、これがまた安土城、大津城との位置関係が絶妙な雄琴温泉。滋賀県にも温泉あるんだと驚きましたが、作者先生やっぱりいろんなことをご存知です。

 

次に、これは僕の勉強不足なのでしょうが、織田信長の花押が麒麟の「麟」の字だということ。平和な世の中にしか現れないという麒麟の「麟」の字に理想的な平和な時代への想いを込めたもののようで、今回初めて知りました。

また、信長が花押と同時に「天下布武」のハンコを押していたというのは有名な話ですが、このラノベの主人公も信長を真似て、「富国強兵」をもじった「富国強国」というハンコを作らせたというのはなんとも可愛らしいなと感じました。

 

さて、そんな史実に関する知識はさておき、今回僕が作者先生の博学に最も敬意を表したいのは、若い女性の体臭は「ラクトン」という化学物質だという知識です。

男性なら誰でも若い女性の近くで気づかれないようにくんかくんかしたことあるでしょう。その匂いの成分が分かっているということは、いつでもあの匂いを嗅ぐことができてしまうということです。うーん、ビニール袋に入れてラリってみたい(^.^)

で、どこかで売ってないか調べてみたら、この成分はなんとあのロート製薬が発見したのだそうせす。信憑性高いです。

詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。

www.rohto.co.jp

Ⅳ.Goods

最後に、このラノベ行きつけの本屋さんで買ったらこんなオマケついてました。

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「応援店限定」のショートストーリー。中身をお見せすると絶対怒られちゃうのでお見せできないのですが、中身は桜子ちゃんとのお話になっています。

しかし、本編ではまだ桜子ちゃんを側室にはしてないはずなのに、ここでは「側室」って明記してあるんですよ、作者先生おかしいじゃないですか<(`^´)>

まったく、お茶々様という可愛い奥様がありながら、桜子ちゃんにまで手を出すなんて。くぅー、うらやましぃ。