Ⅰ.Data
初版:2017年8月1日
イラスト:bun150
ページ数:283
Ⅱ.Score
極めて真面目なラブストーリーなので、「エッチ度」や「ギャグ度」は低いです。でも素晴らしい文学作品なので、「ストーリー」は「5」、「キュンキュン度」が「4」で「総合」でも「4」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
このブログの副題にもあるように、ラノベはもはや文学作品であり、この作品はそのことを証明しているような作品です。
そのような素晴らしい文学作品の題名をなぜ「パンツあたためますか?」にしてしまったのでしょうか。
聞けば、この作品の原題は「マイナスイオン・オレンジ」だったようです。「マイナスイオン・オレンジ」っていうのもどうかと思います(失礼)が、素晴らしい文学作品が「パンツあたためますか?」なんてちんけな(失礼)題名で台無しになっています。
角川さんとしては「題名で売ろう」なんて魂胆なんでしょうが、こんな失礼な題名じゃ作品が泣きますよ、ホント。
でも、僕が何でこの本買ったかと言うと、、、あ、やっぱ題名に惹かれたのか(^^;
さすが、スニーカー文庫編集長!
で、ストーリーですが、文学作品だけあって僕が思い付くようなハッピーエンドの物語ではありません。そういう意味では僕的に好きなラノベではありません。
でも、最後の最後に次に続くエピソードが描かれていて、ラノベらしくて好きです。
しかも作者の先生の将来も無くなったわけでなく、第2巻まで発売されてるようなので、結局僕の大好きなハッピーエンドの作品となっております。