Ⅰ.Data
イラスト:茨乃
ページ数:287
Ⅱ.Score
このラノベは第1巻も第2巻もご紹介しているので、皆さんもご存知だと思いますが、数ある転生物のなかでも、日本の安土桃山時代への転生物という稀有なラノベなので、ファンタジー度「5」。浅井三姉妹のうち、今のところお茶々が正妻、お初が側室という展開で、キュンキュン度「4」。ストーリーもしっかりしていて、総合「4」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
この「本能寺から始める信長との天下統一」は僕が読んだラノベの中でも1、2を争う面白いラノベで、大好きなラノベなのですが、今までちょっと物足りないなと思っていたのは、安土桃山時代だというのに、主人公の黒坂常陸守が戦に出たことが無かった点です。
戦に出ずに頭脳を使って後方支援に徹するというのは、僕も結構軟弱な男なので好きなのですが、やっぱりストーリーとしてはちょっと物足りなさを覚えてました。
それが、今回は主人公がきっちり出陣してくれました。しかもその戦いが圧倒的な火力を用いた圧倒的な勝利なわけですから、読んでいて気持ちがいいったらありません。
どんな物語でも、主人公が快勝する物語は良いものです。
一方、今回女性登場人物の中でフィーチャーされていたのは、側室のお初でした。お初が側室であること自体はとっても羨ましいことなのですが、僕はちょっとその「ツンデレ」が苦手です。どちらかというと「デレデレ」派。
ツンデレも、「ツン」の部分がソフトであればカワイイのですが、お初の場合、蹴りが入るので、ちょっと逃げたくなってしまいます。
蹴りがなければなぁということで、1点減点の第3巻でした。
Ⅳ.Goods
今巻もこんなオマケついてました。
お茶々が薙刀の練習しているときの話です。
やっぱり、お初よりお茶々の方が好きかも。