Ⅰ.Data
作者:今田 ひよこ
イラスト:raemz
初版:2020年11月10日
ページ数:285
Ⅱ.Score
転生物や冒険物ではないのでファンタジー度「1」。百合物らしき題名ですが、キュンキュン要素、エッチ要素共に無いので、キュンキュン度、エッチ度共に「1」。おそらくですが、女性のオタクの方々にのみ通じるギャグがちりばめられていると思われるので、ギャグ度「4」。総合では、すいませんが「2」の評価です。
Ⅲ.Impression
皆さんは「カプ厨」という性癖をご存知でしょうか。僕は全然知りませんでした。
「カプ厨」とはカップル厨、すなわち「推しと押しがイチャコラしているのをただ愛でていたい人たち」のことなんだそうです。いかにも女オタにいそうな性癖だなと思ってしまいます。
男の僕なんか、だいたい「推し」が2人以上いることが許せないし、イチャコラはどう考えても自分がするものであって、他人がイチャコラしていても何も感じません。
それから、この主人公、自分がカプ厨だと公言しているのに、自分の友達が初デートとなると一気に機嫌を損ねて、その友達の悪口三昧。こういう女の子います、います。僕の女子の嫌いなところトップ3に入ります。こういう女子は性格悪い奴だなぁと心の中で思いますし、その悪口を聞いているだけで嫌悪感すら覚えます。よってこのラノベ、読んでいて少し嫌悪感を覚えました。
ただ、おそらくですが、こういう気持ちは女子は理解できるのではないかと思います。よって、このラノベは女子向けのラノベであって、男子向けのラノベではないので注意が必要です。
にもかかわらず、電撃文庫さんはこの文庫の帯に「女子高生の秘密の放課後のぞいてみませんか?」などという、いかにもスケベおやじが好みそうなキャッチコピーを入れて販売しています。この電撃文庫の卑怯な販売方法には嫌悪感すら覚えます。
あーぁ、このキャッチコピーすらなければ総合「3」はあげられたのになぁ。
なーんて、ひっかかる僕が悪いのか(^^;