Ⅰ.Data
作者:白青 虎猫
イラスト:りいちゅ
初版:2020年10月25日
ページ数:286
Ⅱ.Score
冒険者ギルド物なのでファンタジー度「4」。エッチ度、キュンキュン度、ギャグ度の要素は少なめなので、それぞれ「2」。主人公は怠け者だけど王女につきまとわれるという設定、嫌いではないので、「ストーリー」「総合」ともに「3」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
僕もどちらかと言うと怠惰な人間です。会社行かないで寝ていたい、という場面は多々あります。よって、この主人公の気持ちはよく分かります。でも、この主人公のカッコいいところは、かったるいなーとかいいながら簡単に敵を倒してしまうところです。
僕も同じような能力があったらいいなーと思うことしきり。朝、眠いなー、布団から出たくないなー、とか思いながらも仕事が片付いていたらどんなにいいことでしょう。
でも、僕も最近それに近い能力を身に付けました。それと言うのも、コロナウィルスのおかげです。皆さんもやっておられる方が多いのではないでしょうか、リモートワーク。
コロナのおかげで、自宅のパソコンから会社のパソコンを操作する環境が整備されてしまいました。よって、眠いなーと思ったら会社に行かずに仕事を始められます。
でも、この主人公と少し違うところ、僕の場合、簡単には仕事は終わらないのでありました。しかも、この環境、考え方によっては24時間いつでも仕事ができるということではありませんか。
だから、僕、最近頑張って会社に行ってます。公私混同はいけませんからね。
ところで、このラノベですが、後半になるとそれぞれの登場人物の「実はこうだった」という話が展開されていきます。したがってなんだか同じ物語を2回読んでいるように感じます。
しかも、なぜかそれぞれの登場人物は「マギコスマイア」という場所に向かおうとするのです。で、「マギコスマイア」で何が起きるんだろう、というところで第1巻は終わります。
なんか、欲求不満がつのります。こんなことなら第2巻から読み始めればよかった(^^;
Ⅳ.Goods
この文庫にはこんなオマケが付いてます。
なんだかんだ言って、このオマケも主人公の「実はこうだった」話です。
書き下ろしスペシャルストリーと言いつつ、時を遡っていく感じがちょっと僕には苦手でした。