Ⅰ.Data
作者:望 公太
イラスト:ぎうにう
初版:2020年9月10日
ページ数:266
Ⅱ.Score
今作は何と言っても思いっきりキュンキュンしてしまうストーリーが秀逸。よって、キュンキュン度、ストーリーともに「5」。総合でも「5」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
このラノベ、泣けます。アラサーの綾子ママの男子大学生「巧」に対する純粋な思いが溢れ出て、どんなに巧のことが好きで、失いたくないと思っているかという気持ちが、言葉となってが流れるように口をついて出て来る場面の描写は、さすが望先生だなと思いました。
トレンディードラマのクライマックスでもこういう場面がよくあります。そしてこういう場面、僕って必ず泣いてしまうんですよね、感動して。頭の中では、ドラマだからこんなこと現実には起こるわけないことはわかっているんですけどね。
そして、そのトレンディ―ドラマの主役はやっぱり深田恭子さんだと思います。
《ご参考》↓
だって、読んでて深田恭子さんが、巧への思いを長ゼリフで口にしているところ、目に浮かびましたもん。
さて、今作はストーリーも素晴らしかったです。僕も途中まで、義娘の美羽ちゃんも実は巧のことが好きだったんだとばかり思ってました。でも実は、、、というところが本作のストーリーの素晴らしいところです。望先生の「あとがき」によると、この「ママ好き」の構想は、この第3巻のストーリーがメインだったようですね。だからこの第3巻は素晴らしいストーリーなんだと納得できました。
どんなストーリーか気になる方は、是非、読んでみて下さい。