Ⅰ.Data
作者:みかみ てれん
イラスト:雪子
初版:2020年7月31日
ページ数:317
Ⅱ.Score
女同士で気持ち良くなってしまう話なので、ファンタジー度「4」。気持ち良くなってしまう時の描写も省略せずに表現されているので、エッチ度「4」。LGBTの人権活動をされている方には怒られてしまうかもしれませんが、僕的には男女の恋愛の方がキュンキュンするので、キュンキュン度「3」。といったラノベにも拘わらずストーリーもしっかりしているので、ストーリー、総合ともに「4」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
この作品、第1巻には総合「5」をつけさせていただきました。
でも、第2巻のレベルが下がったというわけではありません。やっぱりどんな物語でも、「出会い」の場面はドキドキするっていうだけです。
第2巻では、ステディな関係となった主人公の「絢」と「鞠佳」の恋愛の成長過程が描かれています。
絢が過去にトラブルとなった1年先輩の女性なんかも出てきて、刃傷沙汰にも発展します。
でも、そういう事件も乗り越えていく2人。女同士だからって、男女の関係にも負けないくらいのお互いの感情が伝わってきます。
もちろん、愛の表現の描写もしっかりしています。作者先生はやっぱりご経験があるんだろうなーと想像してしまいます。
で、今回も同性愛用語出てきて勉強になりました。「タチネコ」。「タチ」と「ネコ」に分解してみると、それぞれ何を意味するか想像できるでしょう。
ちなみに、「タチ」と「ネコ」の二役をできる方はは「リバ」と呼ばれ、そうでない方々は、「バリタチ」に「バリネコ」なんだとか。
ふー、LGBT奥が深い(^^;