Ⅰ.Data
作者:春日 みかげ
イラスト:みやま 零
初版:2015年9月25日
ページ数:365
Ⅱ.Score
このラノベは織田信長が「織田信奈」であるように、ほぼすべての戦国大名を美少女に置き換えた、今はやりのゲーム「ウマ娘」のような発想であるという点でファンタジー度「5」。もちろんフィクションですが、史実に沿ったストーリー展開で、ストーリー、総合ともに「4」とさせていただきます。
Ⅲ.Impression
「織田信奈の学園」の記事でお約束させていただいた通り、「織田信奈の野望 全国版」を第1巻から読み始めました。
前回酷評して申し訳ありませんでした。織田信奈、とても面白いラノベです。
春日先生の「あとがき」にもありますように、このラノベは先生が実際に歴史の舞台を取材されて書かれているラノベですので、史実に基づいたフィクションで、戦国時代の戦いの主人公になったような気分で読み進められます。
で、その登場人物の戦国武将達はみんな美少女、ただ主人公だけが男子ということで、男子読者は簡単に主人公に感情移入が出来てしまうわけです。
僕的にもハーレム転生物ということで、大好きな分野のラノベとなっております。
ラノベの分野が好きなだけでなく、この主人公がとっても優しいところ、好きです。登場人物は絶対に死なないのです。
今回の舞台は世に名高い「桶狭間の戦い」なわけで、実際にはこの戦いで今川義元は織田信長に首をとられてしまうのですが、このラノベでは今川義元は死なない。
なぜか、、、美少女だからなわけです。
僕、こう言う平和なラノベ大好きです。
しかし、僕的にはいまだにこの作品と「織田信奈の学園」の作者先生が同一人物だというのが信じられません。
なんでこんなに違うのかと考えてみたのですが、もしかして担当編集者の違いとか。
ラノベ読んでると、やっぱり作者先生方の身近なこのとが描かれる作品があるわけで、そう言う作品を読むと、出版社の編集者のことが少しわかります。
そしてなにより映画「騙し絵の牙」を観て、編集者が作者先生の作品に想像以上に大きな影響を与えていることがわかりました。
なので、この2作品が本当に同じ作者先生によるものだとすれば、担当編集者の影響なのではないかと邪推ておる次第であります。
なにか失礼がありましたらごめんなさい。