Ⅰ．Ｄａｔａ
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作者：志瑞 祐
イラスト：遠坂 あさぎ
ページ数：262
Ⅱ.Ｓｃｏｒｅ
志瑞先生のラノベは、ソフトエッチ場面が沢山出て来るのでエッチ度「３」、今作は楽しい年寄り三銃士が出て来るのでギャグ度「３」、もちろんファンタジー度「５」で、総合「４」となります。
Ⅲ．Ｉｍｐｒｅｓｓｉｏｎ
やっぱり、志瑞先生のラノベは、ストーリーがしっかりしていて、他のラノベに見られるような不自然なストーリー進行が無く、読み進めるうちに物語に吸い込まれていき、ハラハラドキドキ、俗世のしがらみが無ければ、ものの数時間で読み終える事が出来たでしょう。ま、そんなに簡単に読み終えてしまっては、勿体ないので、僕なんかわざとゆっくり読んでいる部分もありますが、、、。
なんと、志瑞先生のラノベのストーリーがしっかりしてるのには、理由がありました。今作の「あとがき」に出て来るのですが、設定ノートというものがあるようです。予めキャラクターの設定しておかないと、読んでいて不自然になりますもんね。それに、やっぱり名作映画などは、パンフレットを買って見ると細かい設定が書いてあったりして、感動したりすることも良くあります。志瑞先生の設定ノート、機会があれば是非拝見したいものです
さて、今作のソフトエッチ場面ですが、何と言っても巻頭のカラーイラストに出て来る入浴場面です。何で魔王が10歳男子に転生するんでしょうねぇ。羨ましい、、、ではなく、けしからん！
でも、今作の僕のおすすめソフトエッチ場面はそこではなく、ひざまくら耳かき場面です。ひざまくら耳かきなんてして貰ったことなんて無いからどんな感じか分かりませんが、秋葉原にその手のお店が点在しているところをみると、さぞかし、、、、なんでしょうねぇ。ましてやリーセリアさんにひざまくら耳かきなんてして貰ったら、ムフフ、、、ですよね。この辺の描写も志瑞先生の素晴らしいところです。
ところで、今作には次作以降の伏線が沢山出て来ているようです。今作の新キャラで僕が気になっているのは、Scoreの欄でも少し紹介しましたが、年寄りスケルトン三銃士です。年寄り三銃士、もちろん昔はすごく強かったんでしょうが、どんな物語でもお年寄りは少しユーモラスな感じがしますよね。
ここで懸命な皆さんなら、エルフ族の女の子は気にならないのかって突っ込んで来て頂けることでしょう。SFファンタジーなら必ずと言って出て来る耳が尖ったエルフ族。そしてまた、その女の子と言えば、僕に限らず世の男子全員好きでしょう。競争率高そうなので今回はお年寄り三銃士にしておきました。
いずれにしても、今作の新キャラの次作以降の活躍が期待されるところです。
Ⅳ．Ｇｏｏｄｓ
今回は、初めて発売日近くに購入出来たので、ラノベの購入で初めて購入特典をゲットできました。僕はゲーマーズで購入したので、遠坂先生のイラストブックレットです。
中身はと言えば、おそらくこうやってイラストが完成して行くのだろうと思われるデッサンの数々です。ラノベにとってイラストはとても大切な要素。その舞台裏が少し見られた気がして、とってもお得な気分でした。
この特典は無くなり次第終了とのことですが、多分まだ辛うじて残ってるのではないかと思います。
