Ⅰ.Data
作者:志瑞 祐
イラスト:遠坂 あさぎ
初版:2021年5月25日
ページ数:261
Ⅱ.Score
このScoreは、本シリーズ第5巻と同じスコアです。おそらく、この作品のScoreの平均値がこれくらいだと思います。第6巻はメインが堅物の剣士「咲耶さん」の物語だったので、この指標だと若干低く評価されていたのですが、今作はちょっぴりセクシーな竜王「ヴェイラ」がメインなので、平均点に戻っております。
Ⅲ.Impression
いやぁ、物語はどんどん佳境に入ってきてますねぇ。
偉大な竜王「ヴェイラ」が精神操作系の魔術にかかってしまうとは、そして、「ヴェイラ」の精神を支配したのは、なんとあの人だとは、、、。(この「あの人」が誰かまで言うと完全なネタバレになってしまうので、この辺でやめときます。)
「あの人」はなぜそんなことをしたのか、もう次巻を読みたくてしかたがないです。
さて、凶暴な力を持つ「ヴェイラ」が狂ってしまうと周囲に大きな被害が出ます。
これを主人公の魔王レオニスは止めようとするわけですが、ヴェイラの力が強すぎて、仕方がなく「竜封じの鎖」でヴェイラをがんじがらめにします。このがんじがらめにされたヴェイラの様子を描いた遠坂先生のイラストが秀逸。もう何度でも見てしまいます。
今巻のイラストは、もう一つ素晴らしいものがありました。魔王レオニスの眷属で暗殺者、「シャーリ」がカジノに潜入した際のバニーちゃん姿。もう、シャーリがバニーガールの恰好をするなんて、想像するだけでも嬉しいのに、そこには遠坂先生のイラストが!!!
か・ん・げ・き!!!
ちなみに、今回の物語の中でバニーガールに扮したのは「シャーリ」だけですが、巻頭カラーイラストには、第18小隊のヒロインたちのバニーガール姿が描かれています。
ストーリーに出て来ない巻頭イラストのラノベなんて初めて見ました。志瑞先生の「あとがき」を拝読すると、これは先生のたってのご希望とか。
先生、重ね重ねありがとうございます<m(__)m>